スペイン館

展示は海がテーマ。構造とレストランのコース料理に注目
⭐️⭐️⭐️(3)
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海外

▷ こんな方におすすめ

  • 海に関する壮大なテーマ映像に興味がある方
  • 建築の工夫や空間演出を楽しみたい方
  • 万博で本格的なスペイン料理を味わいたい方

映像は迫力あり|文化展示は控えめ

スペイン館では、スペインの文化や芸術を前面に押し出した展示は少なめで、海をテーマにした映像作品がメインとなっています。大型のスクリーンで流れる映像は迫力があり、視覚的な没入感はありますが、「スペインらしさ」を感じたい人には少し物足りない内容かもしれません。メッセージの方向性は、どちらかというとポルトガル館に近い印象を受けました。


万博で唯一?構造の見せ方がユニーク

館内の動線は特徴的で、入口で階段を上がったあと、展示を見ながら徐々に下っていく構成になっています。この高低差を活かした展示スタイルは他のパビリオンにはなく、空間そのものを楽しめるつくりです。建築や展示空間に興味がある方には、印象に残る構成だと思います。


レストランは内容・価格ともに高評価

併設のレストランはスペイン17の自治州・2つの自治都市の郷土料理をコース形式で提供しています。ピンチョスやタパスを中心とした料理は本格的で、5,500円という価格に対してボリュームや味の満足度が高く、口コミでも好評です。グルメ目当てで訪れる人も多く、展示よりも「食」を楽しむ目的での来館も十分アリです。

スペイン館レストランのメニューや詳細はこちら


まとめ|スペインらしさは控えめだが、空間と食で楽しめる

スペインの文化を期待して行くとやや肩透かしを感じるかもしれませんが、空間構成のユニークさや映像のスケール感、そして高評価のレストランは見どころです。派手さはありませんが、万博の中で“静かに良かった”と思えるタイプのパビリオンといえるでしょう。

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