万博といえば、世界各国の文化・テクノロジー・グルメが一気に味わえる夢のイベント。でも、どこもかしこもスゴイってわけじゃない…。
今回は実際に足を運んでみて、「ちょっと惜しい」「うーん、これはタイミング次第かも?」と感じた3つのパビリオンをピックアップ!
1. ルーマニア館|豪華だけど情報過多なシアター体験

ルーマニア館は、大型シアター形式で15〜20分おきに入場者の入れ替えがあります。
メインは巨大スクリーンで流れるルーマニア紹介映像。途中でピアノの生演奏が入るなど豪華な演出もあり、しかも日によって楽器が変わったり、複数の楽器になったりとバリエーションも豊か。


…なのですが、その映像がとにかく文字だらけで読みづらい!
視覚的に楽しめるかと思いきや、字幕を追うのに必死で映像の内容が頭に入らない…。せっかくの演出も、もう少し映像とテキストのバランスを工夫してくれたらもっと良かったかも。
映像後の展示コーナーはあるものの、盛り上がった気持ちがすっと冷めてしまうのが正直な感想でした。
2. カタール館|VIPルームは良かったけど…

カタール館では、たまたま並んでいるとミニシアターの観覧者を募集しており、手を挙げたところVIPルームに案内されました。
そこでは約10分間のカタールの短編映画を視聴でき、しかもその空間がすごかった!
カタールと日本の芸術を融合させた設えで、展示品だけでも一見の価値あり。これはかなりレア体験でテンション上がりました。





…が、問題はそのあと。
メインのパビリオン見学に移ると、展示内容は映像メインで正直ちょっと退屈。動きが少なく情報量も控えめなので、シアターでテンションが上がっていた分、その落差が大きい…。
とはいえ、お土産コーナーはカタールらしい装飾やアイテムで見応えあり。「展示より買い物が楽しい」系パビリオンかも?




3. チェコ館|アート空間としては○、展示としては△

チェコ館は、1人のアーティストによるイラストが壁一面に描かれた空間を螺旋状にぐるぐると登っていく構成。
まるで現代アートの展示のようで、これはこれで興味深いのですが、途中で「これだけ…?」と物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
最後には日本の有名人によるラクガキも登場。ちょっとした“おまけ”的な面白さです。





1Fにはカフェもありますが、注文してから出てくるまで結構時間がかかるので注意。
屋上のテラスレストランも人気のようですが、この日はあいにくの雨でオープンしておらず残念…。天気やタイミングに左右される要素が多い印象です。




まとめ|タイミングや期待値で印象が変わるかも?
今回ご紹介した3つのパビリオンは、それぞれに魅力もありますが、「演出に対する期待値」や「当日の状況」次第で満足度が大きく変わるタイプ。
せっかくの万博、行列に並ぶ前に少しだけ情報を仕入れておくと後悔が減ります!
もちろん「人によって好みは違う」ので、気になるパビリオンがあれば、実際に体験して自分の目で確かめるのが一番ですよ!
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